戦国時代まで遡る、土佐の郷土料理「カツオのたたき」の表面が炙られている理由

| Japaaan
戦国時代まで遡る、土佐の郷土料理「カツオのたたき」の表面が炙られている理由

古くから三寒四温と言うように、寒い日と温かい日を繰り返しながら春に近づいていく今日このごろ、そろそろ初鰹(はつがつお)の季節ですね。

(かつお)は2月ごろから北上をはじめ、3月ごろに九州南部、5月ごろに本州中部、8~9月にかけて東北地方から北海道南部で獲れるようになり、そこからまた南へ折り返して「戻り鰹」となります。

さて、鰹と言えば高知県が有名ですが、中でも多くの方が郷土料理「カツオのたたき」を連想するのではないでしょうか。

カツオのたたき。そういえば、どうして表面をあぶってあるのだろう。

ところでカツオのたたきと言えば、刺身の表面があぶってあるのですが、あれは一体どうしてなんでしょう。

調べてみると、その由来は戦国時代にさかのぼるようで、今回はカツオのたたきにまつわる一説を紹介したいと思います。

「カツオを生で食すべからず」山内一豊の禁令

天下分け目と名高い関ヶ原の合戦(慶長5・1600年)に勝利した山内一豊(やまのうち かずとよ)は、その功績によって土佐国(現:高知県)を与えられました。

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