「寿司の国」は現地で差別発言? ドイツのアジア人差別の実態は、レジの人に怒鳴られた人も

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 ここ最近、ドイツでアジア人を差別する発言をメディア関係者が口にしたことが日本で話題になっている。ドイツのラジオパーソナリティが韓国人アーティストグループ「BTS」のことを「くだらないウイルスだ」と表現し、サッカー解説者が日本を「寿司の国」と口にし、現地で差別だと言われていることが日本で報道されていた。実際、ドイツではどちらの例も差別であるという形で報道されることがほとんどだったが、「敏感になりすぎ」とするドイツ人が多かった一方で、「ここ数年はどんな小さなことでも差別発言はたたかれる。そういったことを考えると軽率だし批判されるのは当たり前」というドイツ人もいて賛否両論のようだ。

 ただ、「寿司の国」発言に関しては、日本では「なんとも思わない」という声がある一方で、ドイツでは差別だと捉える人もいた。というのも、ドイツではキャベツを表す「クラウツ(キャベツの複数形)」を差別用語だと考える人が一定数いるからだ。ドイツ人は「ザワークラウト(キャベツの酢漬け)」などキャベツ食品をよく食べるが、クラウトは第一次世界大戦中、イギリス人がドイツ人を差別する意味でそう呼んでいたという。こういった背景があり、とあるドイツ人は「人を食べ物に例えるのは差別的だということを知っているドイツ人は多いはずだ。寿司の国も間違いなく差別だ」と話す。

 しかしながら、ドイツでアジア人差別があるかといえば、必ずしもそうではないようだ。在独日本人は「私の周りの日本人の多くは『ドイツでアジア人を差別する人はいない』と話す人がほとんどです」という。とはいえゼロではなく、差別を経験した人はいる。

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 30代の日本人女性は、レジでお金を出すのに戸惑っていたところ、レジ係の中年女性に「だからアジア人は嫌い、アジア人は鈍臭いから嫌われてるって分からないの?」と言われたという。日本人女性は「涙が出るほどショックだった」と話し、それを聞いていた周りの人が中年女性に注意しなかったことも「差別だと思った」と振り返る。

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