来るべき宇宙移住に向け、密閉空間の人工生態系「バイオスフィア2」で暮らす実験を行った科学者たち。その結末は?
2021.03.15 22:30
|
カラパイア
バイオスフィア2/iStock
新型コロナウイルスで世界がロックダウンを強いられるようになる30年近く前のこと、地球の生態系を完璧に再現した密閉空間に、自ら進んで自己隔離した者たちがいた。
そこは、第二の生物圏を意味する「バイオスフィア2」と名付けられた砂漠の中にそびえ立つガラス張りの建物だ。
実験は、2年交替で8名がバイオスフィア2に滞在することを100年繰り返す予定だったが、食糧不足や酸素不足などのトラブルに見舞われ、結局数年で終了することになったという。
・閉鎖された狭い生態系で人類は生存することが可能なのか?
バイオスフィア2の始まりは、1960年代後半にハーバード大学の卒業生、ジョン・P・アレンという男が「シアター・オブ・オール・ポシビリティーズ」という劇団を結成したことから始まる。
アレンはエネルギーとカリスマに溢れた男で、グループを通じて世界を変革することを夢見ていた。だが、何をすればいいのか分からない。そこで彼のモットー「やりながら学べ!」に従い、行動を開始した。
1969年、ニューメキシコ州の砂漠にやってくると、自給自足の生活を営むべく「シナジア牧場」を開設。さらに船まで作り、数年間世界を巡りながら地球の生態系について学ぶ。
やがてアレンたちは、その理解を自ら実験してみようと考えるようになった。
もし地球以外の惑星に移住するとしたら、きっと地球と同じ環境を再現しなければならないはずだ。はたして閉鎖された狭い空間の中で人類は生存することができるのだろうか?
これを知ることがバイオスフィア2建設の目的の1つだった。
投資家から150億円の支援を受けて作られたバイオスフィア2は、ガラス張りの構造物で、世界各地から持ち込まれた動植物によって、熱帯雨林やサバンナ、海や湿地帯といったさまざまな環境が再現されていた。
ピックアップ PR
ランキング
総合
カルチャー
1
スーパー内を走る子供たちにイライラ。「親のしつけがなってない」と思っていたら...(埼玉県・50代女性)
Jタウンネット
2
パインアメ×伊右衛門が異色コラボ!あの「穴あき飴」にお茶の旨みを閉じ込めた「茶葉のど飴」が新発売
Japaaan
3
『逃げ上手の若君』わずか16歳で公卿へ!西園寺公宗の栄光と、鎌倉幕府滅亡が狂わせた生涯【前編】
Japaaan
4
北海道内30駅を巡って、リラックマたちを集めよう アニメ『リラックマ』×北海道の鉄道 ごゆるり旅するスタンプラリー【9/1~11/30】
Jタウンネット
5
巨人の星、タロ・ジロ…昭和の青春と文化が詰まったレトロデザイン切手「昭和100年」が10月発売!
Japaaan
6
千代の富士の強さを足元に!ファミマ×昭和の大横綱「千代の富士」コラボのソックス&ハンドタオルが発売
Japaaan
7
【豊臣兄弟!】秀長は逃げない!史実が明かす、賤ヶ岳の勝敗を分けた「守りの名将」の真骨頂
Japaaan
8
「ここが地元で本当に良かった」 横浜・みなとみらいの魅力つめこんだ絶景花火に1万人感たん
Jタウンネット
9
【風、薫る】「私はファイターだって」大山捨松、暴言軍人を一喝!看護婦の名誉を守った史実と名場面
Japaaan
10
韓国旅行中に乗ったバスで運賃トラブル。言葉のわからない私たちに、現地の中年女性が(愛知県・30代女性)
Jタウンネット