自動車泥棒は昔から存在する。車はパーツが多く、バラしてもお金になるため、泥棒のターゲットになりやすい。このほど、ある部品の窃盗に失敗して、命を落としてしまった泥棒がいる。
アメリカ・アナハイムで駐車場に止めてあった車の部品を盗もうとした男が、車の下敷きになり死亡した状態で発見されたと海外ニュースサイト『KTLA5』『CBS Los Angels』などが3月19日までに報じた。
記事によると、3月17日早朝、「男が車の下敷きになっている」と、車の所有者から警察に通報が入ったという。警察が現場に駆け付けると、上半身が車に押しつぶされ、意識のない男を発見。男はその場で死亡が確認された。男は検視局に送られ、36歳の男と身元が判明した。男の職業や前科などの詳細は報道されていない。
事故現場は、商業施設の駐車場。被害に遭った車は、この商業施設に入居する建築会社の社用車プリウスだ。建築会社の従業員が出勤した際に、プリウスの下敷きになっていた男を発見。男の持っていた工具などから、触媒コンバータ(排気ガス浄化装置)を盗もうとしていたとみられている。
警察は、男が夜中に駐車場に忍び込み、車をジャッキアップした後、車の下に潜り込んで作業をしていたが、何らかの理由でジャッキが外れてしまい、車の下敷きになって死亡したとみている。被害のあった商業施設の駐車場では、数週間前にも触媒コンバータの盗難が複数報告されていたという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「まぬけな泥棒だ」「ジャッキアップだけで車の下に潜るのはNG。車知識のない泥棒か?」「これ、最高のエンディングでは?犯罪者は死亡、警察は捜査不要、裁判もなし、刑務所も使わない。税金がほぼかからない」「車の所有者がかわいそう。人が死んだ車に乗りたくない」「私の車はプリウス。不安でたまらない」など様々な声が上がった。
男が盗もうとした車の部品「触媒コンバータ」とは、エンジンから出る排気ガスの有害成分を除去、浄化する装置だ。排気システムの一部で、マフラーと排気マニホールドの間に設置されている。触媒コンバータには、プラチナ、パラジウム、ロジウムなどの貴金属が含まれている。窃盗団の狙いはこの貴金属だそうだ。
車の部品を盗もうとした男、車の下敷きになって死亡 急増するコンバータの盗難被害で不安の声も
2021.03.29 06:00
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