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アメリカ陸軍研究所が目指すロボットは、重厚感あふれるロボットなどではなく、生物のよう俊敏に動き回ることができるロボットだ。
そのために研究されているのが生きた筋肉で動くロボット、「バイオハイブリッド・ロボット」である。
米軍が利用している現在の最新ロボットは、4つの車輪を利用しているが、ディーン・カルヴァ博士によると、メインの駆動機関としての車輪や集中動力システムとしてのバッテリーは、設計を工夫して改善することが難しくなりつつあるのだという。
生体の筋肉が組み込まれたロボットなら、人間にとって危険である地域に到達することが可能となる。
・生物が持つ筋肉の収縮性・柔軟性に注目
カルヴァ博士が学生ときから関心を抱いてきたテーマは、エネルギーの効率性だ。
野生のオオカミを見てみましょう。おそらく同じ重量であっても、それほど大量に食べることなく、ずっとたくさんの重量を運びながら数百キロを移動できます。しかも軽く睡眠をとれば翌日にはまた同じことができるでしょう
そのような生物の能力をロボットにも応用するべく考案されているのが、筋肉のような収縮性のあるアクチュエーターと分散された化学的エネルギーだ。
こうした生物学的なシステムは、長時間稼働することが可能で、柔軟かつ静粛。しかも熱くならないというメリットがある。
だがカルヴァ博士によると、その真価は柔軟性にあるという。