真田幸村(さなだゆきむら, 真田 信繁)と言えば真田十勇士(さなだじゅうゆうし)というくらい有名な存在です。現在も映画、本、ゲームなどで十勇士の活躍を目にします。しかし、真田十勇士のことをよく知らない人も実は多いのではないでしょうか。十勇士の名前をすべて覚えている人も少ないでしょう。
そこで今回は、真田幸村の凄腕家臣と呼ばれる真田十勇士について解説します。
真田十勇士とは真田幸村を守る家臣で、同姓同名のモデルもいますがあくまでも架空の人物です。江戸時代に書かれた「真田三代記」に数名が登場し、講談で真田幸村のヒーロー像ができます。明治・大正以降に立川文庫によって定着したのが、十勇士としての始まりです。
確かに実在しない十勇士ですが、モデルとなった人物がいた十勇士もいます。個性豊かで魅力的なキャラクターが真田幸村の家臣となって活躍する様は痛快で、本当にいてほしいと思わせてくれるような存在感です。
その真田十勇士とは、猿飛佐助、三好清海入道、三好伊佐入道、穴山小助、由利鎌之介、霧隠才蔵、根津甚八、筧十蔵、海野六郎、望月六郎の10名です。
真田十勇士の人物像 猿飛佐助から由利鎌之介の5人中には皆さんも名前を聞いたことがある真田十勇士がいるのではないでしょうか。前編では、個性の強い10人のうち5人の人物像やモデルなどを紹介します。
猿飛佐助(さるとびさすけ)真田十勇士で一番有名なのが、猿飛佐助でしょう。