日本には、古くから男色(男性同士の性愛)の文化があったといわれています。
仏教の伝来とともに僧侶や公家たちのあいだで広まり、室町時代や戦国時代には武士たちのあいだで盛んになりました。そして、江戸時代には町人文化にも表れるようになったといいます。
そこで今回は、日本の歴史の中で、男色関係があったといわれている有名な人物についてご紹介したいと思います!
自分の日記にも記述を残した藤原頼長他人に厳しく、能力・行動が型破りなことから「悪左府」という異名で有名な藤原頼通。彼は自分の日記『台記』に、自身が男色で感じた快感や少年たちへの想いが赤裸々につづられています。
彼には妻がおり、女性がいない環境ではありませんでしたが、貴族など7人の成人男性と愛人関係にあったと伝えられています。そのうちの一人、源成雅については、頼長の父、藤原忠実とも関係があったといわれています。