同じ頃、グラビアの世界もまた「グラドル」の新語ができる黄金期を迎えた。かとうれいこ、細川ふみえ、優香、青木裕子に続き、ライバル関係になったのが小池栄子と佐藤江梨子だ。アイドル評論家・織田祐二氏が語る。
「日本人離れのボディの迫力は双璧で、当初はサトエリが第1回日テレジェニックや大磯ロングビーチキャンペーンガールの栄冠でリード。小池は無冠でしたが、01年頃から意識が変わって、最終的には小池のほうがグラビア部門では圧勝しました」
実は2人とも「女優志望で水着嫌い」ではあったが、当時は「イエローキャブ」というグラビア界の総本山に所属。互いの我の強さでバチバチのライバル関係を築きながら、絶対に負けられない戦いに明け暮れていたのだ。
さて、21世紀のアイドルシーンを牽引したのは「AKB48」にほかならない。特に、09年に始まった「AKB48選抜総選挙」は、国民的な関心事に発展する。
初期の人気を二分したのは、1期生の前田敦子と、2期生の大島優子だ。ユリオカ超特Q氏が言う。
「前田敦子は秋元康さんが決めた最初のセンター。