創刊から実に41年、海外旅行ガイドブックのオーソリティとして、旅行ファンから親しまれてきた「地球の歩き方」。ところが昨年からのコロナ禍により、入国禁止措置をとる国が増え、部数が低迷。11月には版元のダイヤモンド・ビッグ社から学研グループへの事業譲渡が発表された。
しかし、そんな「地球の歩き方」が、スタイルを変え続々と新刊を発行、SNSで大きな話題になっている。出版関係者が語る。
「ネットの普及で書籍離れが進む中、それでも『地球の歩き方』だけは、丹念な取材に裏打ちされた情報により、コロナ禍の前までは年間発行部数800万部を数年間キープするなど、海外旅行には欠かせないアイテムとして長年ファンから愛されてきました。とはいえ、さすがに海外旅行がダメになってしまうと、なすすべがなかった。しかも、ガイドブックは通常、発行から2〜3年ごとに改訂作業が欠かせませんからね。いまは現地取材もままならないので、たとえコロナが収まったとしても、すぐに改訂版を出すことはできない。