「ゲリラ豪雨」「線状降水帯」…天気について詳しくなれる本

| 新刊JP
「ゲリラ豪雨」「線状降水帯」…天気について詳しくなれる本(*画像はイメージです)

スカッと晴れていたかと思ったら突然の大雨。近年では、これまでにはなかった降雨量を記録したり、最高気温が35℃を超える「猛暑日」という言葉をよく聞くようになったりと、「異常気象」と呼ばれるような事態が次々に起きている。

今や天気のことを知ることは、日々の生活に欠かせないものかもしれない。

そんな時に読みたいのが『すごすぎる天気の図鑑』(KADOKAWA刊)だ。映画『天気の子』の気象監修を担当した荒木健太郎さんが、豊富な写真とイラスト、分かりやすい文章で、78の天気の秘密を説明してくれる。漢字にはルビが振ってあるため、子どもにとっても読みやすい一冊だ。

では、本書はどんな空のギモンを解いてくれるのだろうか。この中からとつてもない雨を引き起こすあのキーワードに付いてピックアップしてみよう。

■「ゲリラ豪雨」の原因となる雲は?

近年、突然降る雨を「ゲリラ豪雨」と呼ぶようになった。その正体は積乱雲による局地的な雨で、実は昔からよくある現象だ。

積乱雲の寿命は30分から1時間ほど。横方向の広がりは数キロから十数キロくらいで、私たちの真上にやってくると突然雨が降り出し、通り過ぎると雨が上がる。ひとつの積乱雲がもたらす雨量は数十ミリ程度といわれる。

「ゲリラ豪雨」とは最近の呼び名だが、古くから「通り雨」や「夕立」、そして急に振り出す雨を意味する「驟雨(しゅうう)」と呼ばれてきた。

■「線状降水帯」は積乱雲の連なり

今年、西日本で甚大な被害をもたらした「線状降水帯」。これは集中豪雨をもたらす原因となる現象で、積乱雲が連なることで発生する。

前述の通り、ひとつの積乱雲がもたらす雨量は数十ミリ程度だが、線状降水帯では風上側で次々と積乱雲が発生している状態のため、狭い範囲の同じ場所で強い雨が数時間にわたって降り続けることになる。その結果、集中豪雨が発生するというわけだ。

災害をもたらす危険な現象だが、正確に予測するのは難しいのが現状と荒木さんはつづる。

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