自宅療養&ワクチン副反応でも安心できる「自宅に備蓄すべきもの」徹底ガイド

| 日刊大衆
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 いまだ収束の気配を見せない新型コロナ第5波。21都道府県が今も緊急事態宣言下にある中、深刻な状況となっているのが「自宅療養者」をめぐる問題だ。

「厚生労働省は、8月25日時点で、全国の自宅療養者数が初めて10万人を突破し、11万8035人になったことを発表しました。さらに7月以降、自宅などで療養する感染者が死亡したケースは、少なくとも13都府県で45人にも上ることが明らかになっています」(全国紙社会部記者)

 軽症者が対象とは言え、自宅療養というシステム自体が患者の命を脅かしかねないことは、これまでも本誌で再三、警告してきた。しかし、療養者の数は増え続け、その結果、ますます危険な状態に陥っている。

「感染拡大地域においては、自宅療養への支援態勢が崩壊しています。SOSを出している患者をフォローしきれていないだけでなく、食料品や薬の要請をしても物資が何日も届かないなど、サポートそのものができていない。“放置”にも等しい状況と言えます」(医療ジャーナリスト)

 もはや、自治体は当てにできない。“自分の命を自分で守る”ために重要なのは、もしもの「備え」。特に、自宅療養の際の命綱となる「薬」と「食料」は確保しておくべきだろう。

「備蓄食料や医薬品があれば、新型コロナ感染時だけでなく、ワクチン接種後に副反応が出たときも利用できます。人によっては、かなり、つらい症状になるケースもありますから、備えがあれば安心です」(前同)

 それでは具体的に、どんな物をそろえればいいのか。まずは「薬」。そもそも、自宅療養の際には、一般的な解熱剤や、かぜ薬などが処方されるという。

「自宅療養にも担当医がつき、処方薬を届けてもらえます。しかし、それが間に合わないケースの処置には市販薬が使えます」

 こう解説するのは、医薬品の登録販売者で、『市販薬は成分表示だけ見ればいい』(誠文堂新光社)の著書もある岩井浩氏だ。

■推奨されるのは「アセトアミノフェン」配合のもの

「市販薬を用いる際は、初期の症状の緩和や改善を目的とします。

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