ノーベル賞候補を中国の大学がスカウト、「日本の頭脳」漏洩が止まらないワケ

| Asagei Biz
ノーベル賞候補を中国の大学がスカウト、「日本の頭脳」漏洩が止まらないワケ

光触媒」とは、光を酸化チタンに当てることで、水が酸素と水素に分解される効果のこと。この「光触媒」の反応を発見、ノーベル賞候補にも名前が挙がる藤嶋昭・東京大学特別栄誉教授と、その研究チームが中国の上海理工大で研究活動を行うことが4日、各メディアによって報道された。

光触媒は外壁の汚れ防止や、空気を清浄する機器などに実用化され、近年は新型コロナウイルスの感染力を失わせる研究でも注目を集めていました。上海理工大の発表によれば、同大では藤嶋氏のチームが中心となり、光触媒に関する研究所を新設し、研究を進めるとしていますが、藤嶋氏は日本国際賞や文化勲章を受けた、その世界では日本の頭脳と呼ばれる人物。そんな有能な科学者の中国行きに関係者の間からは大きな落胆の声が上がっています」(科学ジャーナリスト)

 ここ数年、中国で研究する日本人科学者が後を絶たない。

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