ご近所に光を当てて、「共助」の可能性を探る【書籍発売『新しい地域ネットワークの教科書』】

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株式会社あさ出版は『新しい地域ネットワークの教科書』(伊藤幹夫 著)を10月16日に発売しました。本書は「ご近所の共助があなたの未来をひらく」の副題の通り、ご近所の可能性を改めて問い直し、地域共生社会へ向かうための具体的なアプローチを考えた本です。世代問わず、特に現役世代には見ているようで、実は見えていない地域社会の景色と視点が、著者の実体験から詰め込められています。

◆変化を起こすためには何が必要か
本書は、世の中にあふれている、著者の活動記録ではありません。「変化を起こすためには、何が必要か」を私たちに問う内容です。変化を起こすために、著者は、共通言語の必要性に加え、私たち自身の心構えや思い込み・偏見に目を向けるべきであると主張しています。さらに、はじめの一歩がイメージできて行動につながることで、変化は起きるのです。

◆共助が欠落している
自助・共助・公助といった言葉をよく耳にします。著者は共助の議論が抜け落ちていると述べます。共助は互助とも言いかえられるもので、本書の大きなテーマにもなっています。大きな災害などが起こった時に、役立つのは日頃の準備や備蓄などを行う自助のほか、国、都道府県、市区町村が手を貸す公助があります。しかし公助が始まるには少なくとも3日、山間部や大都市では1週間以上かかるタイムラグを埋めるのは、ご近所同士の助け合いである共助にほかなりません。
著者は、2025年問題(団塊世代が後期高齢者入りすることで、超高齢社会が未知のゾーンに突入し、より多くの社会システムが機能不全を起こす)に直面している今こそ、共助の議論が大切だと説いています。本書の後半部では「行政の限界」への向き合い方にも言及しています。

◆日本のご近所ネットワークの現状は?
本書ではご近所ネットワークの現状と課題について解説されています。組織があったとしても形骸化し、バラバラといったことが少なくありません。そうした現状を変えるためには、著者は「コミュニケーション」こそ大切だと述べます。
地域の中で目標を立て、それの実現のために「大きなハタ(ありたい姿)に向かって、小さなハタ(目の前の目標)を立てて変化を起こす」必要があるといった具体的な行動指針が示されている実用的な本です。

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