よくないとは思いながらも、体の不調をつい、市販の薬で誤魔化してしまう――そんな経験、ないだろうか。体調が悪ければ悪いほど、病院に行く気力がなくなってしまう、なんてこともある。
愛知県在住の読者・Mさん(仮名、40代女性)は20年ほど前、そんな状況に陥っていた。
当時、彼女は夫からひどいモラルハラスメントを受けていたという。
夫の暴言にさらされるうちに、彼女は腹痛に悩まされるようになった。
痛みを抑えるために服用していた胃腸薬もそのうち効かなくなり、彼女が頼ったのは市販の強力な下痢止め薬。大量に服用し、日々を過ごしていたそうだ。
彼女がJタウンネット宛に寄せたメールには、その薬をドラッグストアに買い足しに行ったある日の出来事が、綴られていた。
「あなたにはお売りできません」20年近く前のことです。
まだモラハラ夫なんて言葉もなかった時代でしたが、私は夫からのモラルハラスメントのせいで、心も体もボロボロになっていました。
「お前のせいだ!お前が悪いんだ!」
と罵声を浴びせられ、無視もされる。そんな日々の中、「何もかも私が悪いんだ」と思うようになっていました。
そのせいか、私の身体は食べ物を受け付けなくなり、過敏性腸症候群になり、いつも腹痛に悩まされるように。どんな胃腸薬も効かなくなったので、誰にも内緒で、強力な下痢止めを大量に飲んでいました。
目立たずに薬を買える場所として、私が選んでいたのは大きな駅の中にあるドラッグストア。そこなら、きっと誰も客の顔を覚えていないだろうと思ったからです。