「モラハラ夫に怒鳴られ続け、腹痛に。強い薬でやり過ごそうとしたら、薬剤師が『あなたには売れない』」(愛知県・40代女性) (2/3ページ)

その日は、3回目の来店でした。
いつものように下痢止めをあるだけ手にとっていたら真横に視線を感じました。見ると、そこで勤務されてた年配の男性の薬剤師さんのものでした。
その方は私をじっと見て、周りに聞こえない小さな声で言いました。
「あなたにはお売りできません」薬剤師が目を潤ませて...
薬剤師さんは、言葉をつづけました。
「お腹相当痛いんでしょう? これは常用してはいけません」
でも、まさか売ってもらえないなんてことはあり得ないと思っていた私は、
「なんで!?これがないと暮らせない」
と泣いてしまったのです。
そんな私に対して、その方は同じように目を潤ませて、こう言いました。
「もう何回も買ってるでしょう?ずっと気になっていたんです。薬剤師としてあなたには売れません。病院へ行って治療を受けてください。お願いします」「生きる勇気をありがとう」
誰も見てないと思っていたのに、こんな私を心配してくれた人がいたなんて......。
その後私は、薬剤師さんの言うとおり病院へ行って、長く続く治療を始めました。夫とも、離婚しました。

今、私は食べることが大好きです。優しい男性と再婚もしました。
あの時、声をかけてくれた薬剤師さん。あなたの厳しい優しさと潤んだ瞳を忘れたことはありません。