東京ヤクルトスワローズが6年ぶり8度目のリーグ優勝を果たした(10月26日)。先に試合を終え、「2位阪神が敗れたら」という状況が続き、球場待機していたせいもあるが、胴上げシーンは独特だった。
ゆっくりとグラウンド中央に集まり、高津臣吾監督ら首脳陣も後から歩いて出てきた。体をぶつけ合うようにして喜ぶのではなく、“適度な距離”を保ちながら、ちょっと遠慮ぎみに胴上げが始まった。
コロナ禍、オリンピック・ブレイク…。今季が特異なシーズンであったことを再認識させられた“大団円”となった。
「高津監督に謝らなければ。シーズンが始まる前の順位予想で、解説者のほとんどがヤクルトを最下位にしていました」
複数のプロ野球解説者がそんなことを口にしていた。
ヤクルト・村上、審判の三振判定に刃向かった?「こんなにゴネるなんて」打席内の態度に驚きの声、スランプの影響指摘も
順位予想を覆した“高津采配”について聞いてみると、4番・村上宗隆の成長を挙げる声が返ってきた。
「打順編成が巧い。簡単なことなんだけど、気が付きそうで気付けなかったエッセンスがあって」
そのエッセンスとは、サンタナとオスナの並べ方だ。
5番・サンタナ、7番・オスナ。優勝が決まった26日の打順である。
そもそも、高津監督の悩みは「5番バッター」だった。4番・村上の後を打つ選手がしっかりしてくれなければ、村上が四球で歩かせられてしまう。サンタナ、オスナの獲得はそれを解消するためでもあったが、興味深いのは、その両外国人選手の打順の間に“別選手”を挟んできたことだ。
「数える程度ですが、両外国人選手を並べた試合もありました。主に捕手の中村悠平が両外国人選手の間に入っていました。中村は打撃では期待されていなかった『守備の人』。でも、捕手を務めているだけあって、野球をよく知っています」(プロ野球関係者)
両外国人選手を並べたら、「攻撃のサイン」が出しづらくなる。
6年ぶりVのヤクルト、高津監督の個性的な打順編成に勝因アリ 解説者も脱帽した助っ人起用の“エッセンス”とは
2021.10.27 11:20
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