永瀬正敏が5日、東京国際映画祭の「トークシリーズ@アジア交流ラウンジ」に登壇した。「アジア交流ラウンジ」は、是枝裕和監督を中心とする検討会議メンバーの企画のもと、アジアを含む世界各国・地域を代表する映画人と、第一線で活躍する日本の映画人が語り合うトークショー。今年は、東京ミッドタウン日比谷にある、芝生が敷かれた屋外の会場で行われた。
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今年の同企画のテーマは「越境」。国境に限らず、様々な「境(ボーダー)」を越えること、越えていくことを含め、映画にまつわる思いや考えを存分に語り合った。この日は、永瀬とフィリピンの映画監督ブリランテ・メンドーサ氏がオンラインで対談し、モデレーターを東京国際映画祭シニア・プログラマーで日本映画大学教授の石坂健治氏が務めた。
メンドーサ監督は、2005年に監督第一作『マニラ・デイドリーム』でロカルノ国際映画祭ビデオ部門金豹賞を受賞。その後も『どん底』でベルリン国際映画祭カリガリ賞、『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』でカンヌ国際映画祭監督賞、『汝が子宮』でヴェネチア国際映画祭ナヴィチェッラ・ヴェネチア映画賞、『ローサは密告された』はカンヌ国際映画祭最優秀女優賞を受賞するなど、海外での受領歴も多い。近年ではフランスの芸術文化勲章シュヴァリエを受章、また、自身が主催する映画祭を立ち上げ、若手への技術指導といった活動も積極的に行っている。日本とフィリピンの合作映画『GENSAN PUNCH 義足のボクサー(仮)』も同映画祭で上映された。
永瀬は、国内での活躍はもちろん、海外の作品への出演も多く、2015年『あん』、2016年『パターソン』、2017年『光』でカンヌ国際映画祭に3年連続で公式選出された初のアジア人俳優となった。1990年代には、シンガポール、タイ、マレーシア、台湾、香港、日本の監督たちとタッグを組んだ合作映画『アジアンビート』シリーズに出演した。1年半かけ、単身で各国を巡った経験について永瀬は「すごいパワーをいっぱいもらえた企画でした。ただ疲れましたが(笑)」と振り返った。
永瀬正敏「猫と2人ぼっち」のときに救われた映画の監督に感謝 コロナ禍、海外の映画仲間とも励まし合う
2021.11.07 11:30
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