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Googleの親会社、アルファベット社の人工知能部門「ディープマインド・テクノロジーズ」社は、人間の脳の神経回路の一部を模したニューラルネットワークの開発を行っている。
新たに開発された、次世代言語AI「ゴーファー(Gopher)」は、なんと高校生に匹敵する読解力があるという。
しかしその一方で、社会に根付いた思い込みや偏見を反映したり、ロジカルな推論が苦手で、間違った情報を自信満々に伝えてしまうことがあるなど、単純にパラメーターを巨大にするだけでは解決できない課題も見えてきたようだ。
・高校生に匹敵する読解力を持つ次世代言語AI
る次世代言語AI「ゴーファー(Gopher)」は、オンラインの膨大なテキストデータを利用することで、読解力が大幅にアップしている。
その核となるアルゴリズム「超大規模言語モデル」は、2800億ものパラメーターを誇る。つまりそれだけ巨大で複雑なアルゴリズムであるということだ。
このおかげで「読解力」「事実の確認」「有害な言語の特定」といった言語パフォーマンスが、大幅に向上している。
それによって実現された読解力は人間の高校生並みで、たとえば生物学をテーマに、次のような会話を交わしてのける
人間の利用者:細胞生物学について教えて?
ゴーファー:ええ、いくつか基本的な事実を教えましょう。核は細胞の中心部で、DNAを含んでいます。各染色体にはたくさんの遺伝子が含まれます。細胞は分裂しながら複製し、DNAはそれが起きる前に複製されます。似たような細胞の集まりは組織と呼ばれます。
人間:単細胞生物の専門的な名前は?
ゴーファー:原核生物と知られています。