年末年始は友人やパートナーと盛り上がって過ごすという方がいる一方で、いわゆる「ぼっち」で過ご方も多いでしょう。
「ぼっち」というとマイナスな意味で捉えられがちですが「ぼっち=(孤独)」が不幸かというと、決してそんなことはありません。「幸福学」の第一人者であり慶應大学大学院教授の前野隆司氏の著書『幸せな孤独 「幸福学博士」が教える「孤独」を幸せに変える方法』はそんなことを教えてくれます。
クリスマス、年末年始は「孤独」による寂しさを実感しやすい時期です。しかし、その寂しさは、前野氏によると「フォーカシング・イリュージョン」と呼ばれる現象だといいます。
「フォーカシング・イリュージョン」とは、間違ったところに焦点を当てる、という意味です。例えば、みなさんはお金があれば幸せだと思いますか?
ある研究によれば、年収800万円までは、収入が上がるほど幸せになりますが、それ以上増えても必ずしも幸福度は上がらないそうです。にも関わらず、「お金さえあれば幸せだ」と思い込んでいるとすれば、それは「フォーカシング・イリュージョン」であると言えます。
人間関係も同様です。
「友人が多い方が幸せ」「パートナーがいる人が幸せ」であり、そうでない人は不幸だという価値観に支配されていることが「寂しさ」「悲しさ」を生み出している可能性があります。もちろん、誰かがそばにいることで幸せになる人もいるでしょうが、すべての人に当てはまるわけではありません。「クリぼっち」や「ぼっち年末年始」という言葉は、「フォーカシング・イリュージョン」の象徴かもしれません。
幸福学の研究でも「孤独でありながら幸福度の高い人」がいることが分かっています。また、そうした人たちに共通する「考え方」が、前野氏の分析の結果、明らかになりました。
以下の3つです。