トンガの海底火山噴火で、そのエネルギーに驚いた方も多いのではないでしょうか。
最近ではそれに呼応するように、富士山噴火や南海トラフの大地震によるシュミレーションなどが公開され、災害への危機意識を喚起する報道が多い気がします。
想像したくもないですが、仮に富士山が噴火すると、100キロ離れた東京駅でも10センチの降灰が予想されライフラインはマヒするとか。過去に起きた日本の火山の大噴火を調べてみると、なんと江戸時代 天明3年(1783)の浅間山大噴火が欧州にまで影響を及ぼし、ひいてはフランス革命にも少なからず影響していたという驚きの記述がありました。
天明の浅間山大噴火浅間山は天明三年(1783年)旧暦四月から噴火を繰り返し、断続的に四カ月続きました。
そして7月26日に大噴火が起こり、8月5日頃まで続きます。
特に 8月3日から4日にかけて激しく爆発し、南麓にある沓掛(現在の中軽井沢)や追分宿では、空振によって戸障子が外れるほどの振動が起きたといいます。