オリックス・山本、メジャー挑戦? 更改遅れで急浮上、球団側はイチローの二の舞を懸念か

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 あと、2人。オリックスの救援左腕・山田修義が契約更改に臨み、昇給を勝ち取った。推定年俸は4600万円。山田は笑顔で「査定ポイントなどが納得できた」と長期化したことの成果も語っていたが、来週火曜日には春季キャンプが始まっている。1月25日の契約更改ではあまりにも遅すぎる。

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 「山田が契約し、残りは山本由伸、山岡泰輔の2人です。山本は近年中のメジャー挑戦について話がしたかったようです。球団も応援する方向でしたが、代理人が入ってきて…。山本は良い意味で細かいことは気にしないタイプ。大まかな話し合いで良いと思っていたら、代理人に納得してもらえませんでした。山本が信頼して任せた人なんだから、こちらも誠意を持って仕切り直すつもりです」

 関係者がそう言う。その様子からして、今回の遅延に“わだかまり”はなさそうだ。

 「オリックスは最下位に沈んでいた時期もほとんどの選手が昇給していました。お隣りの阪神の選手が羨ましがっていたくらいです。山田たち以外にも保留者が出ていますので、『時間がなかった』んでしょうね」

 関西地区で活躍するプロ野球解説者がそう話していた。

 昨季の優勝は25年ぶりだった。前回1996年のことを知るフロントスタッフはほとんど残っていないそうだ。

 そのため、ただでさえ忙しい祝勝会やシリーズ対策などの段取りで戸惑ってしまい、更改準備に十分な時間が取れなかったのだろう。

 「フロントから『日本一を取りに行く』なんて言葉も聞かれました。近年、こんな強気で前向きなコメントは聞かれませんでした」(前出・同)

 優勝を意識しているのは間違いない。

 そう考えると、ソフトバンクが千賀滉大のポスティングシステムによる米球界挑戦を認めてこなかったケースも重なってくるが…。

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