読書、特にビジネス書の読書は、ビジネスにおける教養や新たな情報を身につけたい、著者のノウハウを吸収したい、など「知識を得ること」が目的になりやすい。ただ、それだけではもったいない。ビジネス書の活かし方は他にもあるのだ。
■ビジネス書から得られるものは「知識」「ノウハウ」だけではないビジネス書を読むことで獲得しうる「知識以外」のもの。
『読書の方程式』(羽田康祐著、フォレスト出版刊)が提示しているのは「ビジネス書を読む目的=自分の中に『視点』と『法則』を増やしていくこと」という考え方だ。
人は何らかの視点をおかないかぎり、何を考えるべきか?を明確にできない。一方、視点だけを持っていても、その視点に沿って「どう考えればいいか」がわからなければ、結論に辿り着けない。
「何を考えるか(視点)×どう考えるべきか(法則)=自分なりの結論」
と考えると、視点と法則を増やすことで、自分なりに導き出す結論の数も増えていく。
本書では、ビジネス書から著者の視点を探すことを「視点読書」、法則を探すことを「法則読書」として、その両方を自分の中にストックし、インプット・アウトプットを10倍にする「10倍読書」の方法を紹介する。
視点読書のステップは大きく分けて2つのステップがある。
1.ビジネス書から視点を発見する
この文章には、どのような視点が隠されているのか?という質問をぶつけながら、視点を発見する感覚で読み進めていく。
2.発見した視点を抽象化してとらえ直す
視点をより抽象化し、幅広く応用できる概念に置き換えられないか?と考え、応用範囲を広げる。
視点読書のカギは、ビジネス書の内容を暗記するのではなく、ビジネス書で発見した視点を抽象化し、応用範囲を広げることでアウトプット先を何倍にも広げることにある。
一方、法則読書のステップも2つある。