取材・文:ミクニシオリ 撮影:佐々木康太 編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部
一度見たら釘づけになりそうな目元に、口角のあがったあひる口が印象的な彼は、ドラマや映画の中で、さまざまな表情を見せてくれる。彼の名前は、瀬戸康史。
『パーフェクトワールド』のキスシーンでは、胸が裂けるんじゃないかというほどきゅんきゅんさせられたし『海月姫』での女装姿では、こんなにかわいい男の子がいていいもんなのか、と頭を抱えさせられたような覚えもある。
2005年に芸能界デビューし、2.5次元ミュージカルや特撮ヒーロー物などでメインキャストとして活躍してきた瀬戸さん。舞台仕込みの演技力で多くのキャラクターを演じてきた彼は、人物ごとに全く違う表情を見せてくれる。
そんな彼が『恋におちたおひとりさま〜スタンダールの恋愛論〜』で今回演じたのは、スマートで爽やかな男性・涼介。作品中ではミステリアスなキャラクターとして主人公を翻弄する涼介だが、瀬戸さんはそのかわいらしいイメージを刷新させるほどの爽やかボーイを熱演。いくつもの顔を持つ彼の、本当の素顔を探ってみた。
■17年の芸能生活。少しずつ変化を感じる瀬戸康史の今
――今回演じられた涼介というキャラクターは、どんな男性だったのでしょうか。
涼介は真摯で優しいからこそ、人目を気にしてしまうところもある男性なんです。自分とは全く違うんじゃないかな。僕はたぶん、細かいことは気にしないタイプです。
――作品は「恋愛論」という心理学を軸に進んでいきますが、瀬戸さんご自身は心理学や恋愛テクニックには興味がありましたか?
恋愛論そのものには、あまり興味がなくて(笑)。ただ、作品の中にはいろいろな考え方が出てくるので、中でも「欠点を魅力に」という考えには共感しました。僕自身、若い時は自分の顔立ちのかわいらしさというか……男らしくない感じが、コンプレックスだったので。
――今は、コンプレックスは乗り越えられたんですか?
役者をしていくうちに、徐々に受け入れられるようになったんです。