警察発射のゴム弾が股間に命中、睾丸破裂 元妻宅に侵入しようとした男性が警察を訴える

| リアルライブ
画像はイメージです

 昨今、暴動や過激なデモ鎮圧のために使われることの多いゴム弾。銃弾のような殺傷能力はないが、当たり所が悪ければ、大変な事態を招いてしまうこともあるようだ。

 アメリカ・コロラド州で、とある住宅に侵入しようとした男性に向けて、警察がゴム弾を発射した。これにより睾丸破裂のけがをした男性が、同州警察を訴えたと海外ニュースサイト『kdvr』『Patabook』などが5月21日までに報じた。

 ​32歳男、50代彼女を切り刻んで殺害 睾丸を切り落とそうとしたことが原因? 隣人が音に気付いて通報​​​

 報道によると2020年5月25日午後10時ごろ、男性A(年齢非公表)が仕事を終えて、元妻(年齢不明)の暮らす住宅に立ち寄ったという。当時Aと元妻は別居しており、この日、Aは娘の荷物を取りに来たそうだ。娘を車の中に残しAは家に入ろうとしたが、住宅の玄関やガレージはすべて施錠されていた。

 いつからAと元妻が別居をしていたのか、家族構成などは不明だが、事件当時この住宅は、Aと元妻の共同名義で借りているものだったと伝えられている。

 Aは、元妻にドアを開けるよう求めるも拒否。Aは持っていた電動ノコギリで、ガレージの扉を切断して開けようとした。Aは電気技師のため、工具を車に常備していたそうだ。元妻は警察に通報。しばらくして駆け付けた警察が、電動ノコギリを持ったAを発見した。警察官は「床に伏せろ」と命令したという。Aは警察の命令に従い、電動ノコギリを地面に置き、両手を上げたそうだ。

 この時、Aが下がったズボンを上げようとしたところ、警察官が突然ゴム弾をAに向けて発射。ゴム弾はAの股間に命中したという。Aは病院に搬送されるも、右の睾丸が破裂しており、睾丸除去手術を受けたという。

 のちに警察は、強盗未遂、嫌がらせなどの容疑でAを逮捕、起訴した。だが裁判所は「警察の過剰暴力を正当化するためだけの訴え」として、Aを不起訴処分にした。ゴム弾を発射した警察官は、特におとがめなしだった。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
エンタメ