世の中の先行きがどんどん見えにくくなるなかで、5年先、10年先の自分がはっきりイメージできる人はどんどん減っているはず。
仕事にしても、会社に勤めていれば定年まで安泰という時代ではないし、ビジネスの世界の変化は速く、今盛況な業界が10年後もそうとは限らない。 「これさえやっていれば一生安心」 というものは、現代にはもうないのかもしれない。
ただ、 「時代や環境が変化しても、周囲から必要とされる人の条件は変わらない」 としているのが『「自己責任」を強いられる時代に社会へと踏み出す君たちへ』(鳥原隆志著、WAVE出版刊)だ。
どんなに環境が変化しても強かに生き抜き、周りから必要とされる人たちは、もちろん技術やスキルを持っていますが、何より仕事に対する考え方、関わり方が違っています。そこが驚くほどに共通しているのです。(P4より)
周りに必要とされているうちは仕事がなくなることはない。どこにいても、何歳になっても求められる人の仕事への関わり方とはどのようなものか。
■「当事者意識」が信頼感を作る自分の人生は自分のもの、という感覚は誰でも持っている。だからみんな自分の人生には当事者意識を持っていることになる。
ただ「仕事」となると、当事者意識は急に怪しくなる。特に組織や会社にいると「自分だけの問題じゃない」と考えやすい。
たとえば、自分の会社全体に関わる問題があったり、職場環境に問題があったりしたとき、「自分は関係ない」ではなく、「自分も悪い状態を作っている一人かもしれない」と考えられるかどうか。そして「自分に何ができるか」と考えられるかどうか。それによって周囲からの信頼感は変わってくるのだ。
■「あの人に任せれば安心」と思われるために新しい行動を起こしたいと思う人はたくさんいるが、実際に行動を起こす人はその中の一部だ。