永久凍土からミイラ化したマンモスの赤ちゃんを発見。ほぼ完全な保存状態

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永久凍土からミイラ化したマンモスの赤ちゃんを発見。ほぼ完全な保存状態

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image credit:Government of Yukon

 カナダ、ユーコン準州の金採掘場の永久凍土から、きわめて保存状態のいい赤ちゃんマンモスのミイラが発見されたそうだ。

 地元政府のプレスリリースによると、マンモスの女の子の赤ちゃんは先住民族が住むユーコン川流域で発見されたことから、長老たちによって「大きな動物の赤ちゃん」を意味する「ヌン・チョ・ガ(Nun cho ga)」と名付けられた。

 北米で発見されたものとしてはもっとも完全なマンモスのミイラで、腸と最後の食事まで残っているほど保存状態が良かったそうだ。

・永久凍土から出土したマンモスの赤ちゃんミイラ
 「ヌン・チョ・ガ(Nun cho ga)」は3万年以上前の氷河期に生き、死んでから永久凍土の中で氷漬けになった。

 おそらくは野生の馬や、ホラアナライオン、ステップバイソンなどと一緒に大地を歩き回っていたと考えられる。

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カナダ、ユーコン準州で発見されたほぼ完璧な赤ちゃんマンモスのミイラ/ / image credit:Yukon Government

 発見者は、クロンダイク金鉱地帯で働く若い炭鉱夫だ。彼が掘っていた永久凍土の泥の中から発見され、その後専門家によって回収された。

 ユーコン政府の古生物学者グラント・ザズーラ博士によると、「北米の古生物学にとってもっとも重要な発見」であるという。
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