4歳息子が発砲、逮捕された父親を「助けたかった」 警察に拘束された父親が息子に発砲を促す

| リアルライブ
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 年齢に関係なく、子どもにとって親はかけがえのない存在だ。海外ではそんな子どもの純粋な気持ちを親が利用したとも言える、残酷な発砲事件が起きた。

 アメリカ・ユタ州で、逮捕された27歳の父親を助けようとした4歳の息子が警察に向けて発砲。事件当時の緊迫した様子が分かる映像を警察が公開したと海外ニュースサイト『FOX 13』と『New York Post』、『The Daily Star』などが7月21日までに報じた。

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 報道によると2022年2月21日の午後、父親は4歳の息子と3歳の娘とともに車で同州にあるマクドナルドのドライブスルーを訪れたという。子どもたちは後部座席に座っていた。父親は注文し商品を受け取ろうとしたが、ドライブスルーの窓口で対応していた従業員の女性が注文を間違えていたことに気づいた。男は間違いに気づくと従業員の女性を罵倒し、助手席に置かれていた拳銃をつかんだそうだ。それを見た従業員の女性はドライブスルーの窓を閉めたが、男は窓をたたきながら窓越しに銃を突きつけたという。従業員の女性が警察に通報し、すぐに駆けつけた警察が男を車から出して拘束し逮捕した。車の中から出された際、銃は運転席に置いたままにされていたとみられる。

 男が拘束された瞬間、車に乗っていた息子が銃を手に取り、車の窓から警察に銃を向けて発砲しようとした。息子が銃を手にしていると気づいた警察は、発砲と同時に息子の手を上向きにそらしながら息子を捕らえ、弾はマクドナルドの店舗のシェードに当たり大事には至らなかったそうだ。

 この発砲で警官の一人が腕に軽傷を負ったが命に別状はなく、従業員も含め周りにいた人にけがはなかった。警察によると拘束された瞬間、父親が息子に向けて警察を撃つように言ったという。また警察はのちに息子が犯行時を振り返り、「パパを助けたかったから発砲した」と話したと明かしている。

 2022年7月に警察は警察官のボディカメラに映っていた事件当時の映像を公開した。

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