4歳息子が発砲、逮捕された父親を「助けたかった」 警察に拘束された父親が息子に発砲を促す (2/3ページ)

リアルライブ

『New York Post』で映像の一部を見ることができるが、映像ではまず3人の警察官が「外に出ろ」と言いながら、運転席にいる父親を車から引っ張り出している様子が映っている。父親は両手を挙げ、抵抗する様子はない。父親は銃を持っておらず、警察官は父親を車から引っ張り出すと地面に突きつけ、父親の両腕を後ろでつかんだ。父親が地面で拘束されるとその瞬間、バンという発砲音が聞こえ、警察が「子ども!」と叫んでいる。報道では父親が息子に警察を撃つように言ったと伝えられているが、映像では父親が息子に撃つように言っている声は聞こえず、どの段階で父親が息子に発砲を促したのかは定かでない。

 その後、映像は切り替わり、警察官らが子どもたちを車から保護する様子が映し出されている。切り替わった映像の冒頭では、開けられた車のドアから女性警官が子どもたちに「大丈夫、大丈夫」と言い、子どもたちを車から外に出そうとしている様子が映っている。警察官が手を差し伸べ、先に息子が車から出たが息子は大声で泣いている。次に娘も車から出され、娘も小さな声でおびえるように泣いている。なお、映像は加工されており表情などは見て取れない。

 2022年3月に父親は児童虐待やネグレクト、暴力の罪で有罪を言い渡され、120日間刑務所で過ごした後、3年間の保護観察を受けることが決定している。父親は裁判で「事件時の行動についておわびしたい。絶対に許されない非常におろかな行動だった」と話したそうだ。また父親は自宅で子どもが簡単に手にできる場所に銃を置いたままにしていたことを明かし、過去に事件は起きなかったものの、子どもが銃を手にしたのは今回が初めてではないと認めている。

 なお、現在子どもたちは児童虐待や育児放棄から子どもを保護する児童保護サービス局の管理の下、母親とともに暮らしているそうだ。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「注文が間違っていただけで銃を取り出すなんてなんて短気なんだ」「息子に発砲を促すなんて信じられない。父親として最低」「父親を助けたかったという息子の言葉が切ない」「男を拘束した際、警察が銃も確保していればと思う」「普段から銃を手にできる環境だったことも問題」といった声が挙がっていた。

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