赤い悪魔の異名を持つ巨大イカは、体色を変化させ人間の言葉に似た方法で会話する

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赤い悪魔の異名を持つ巨大イカは、体色を変化させ人間の言葉に似た方法で会話する

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 「赤い悪魔(レッドデビル)」の異名を持つ、大型の獰猛な捕食者イカ「アメリカオオアカイカ」の驚くべき能力が明らかとなった。

 共食いする傾向があるにもかかわらず、高い社会性があり、千匹以上の群れで狩りを行っている。

 その際、人間が単語を並べて文章を作り、自分の意思を他人に伝えるのと同じように、体の色のパターンを変えることで構文を作り、仲間と高度なコミュニケーションを交わしているのだそうだ。

・深海の赤い悪魔「アメリカオオアカイカ」
 「アメリカオオアカイカ(Dosidicus gigas)」は、太平洋東部の深海に生息する大型イカだ。

 頭足類(イカやタコなどのグループ)でもとりわけ獰猛な生き物で、釣り上げると体の色を激しく変化させて暴れることから「赤い悪魔」とも呼ばれる。

 外套長1.75mは、体重50kgにまで成長し、獲物を見つけると、漏斗から水を噴射して時速24キロで突進する。これは世界記録レベルの水泳選手の3倍という猛スピードだ。

 こうして一気に獲物に迫ったら、2本の長い触腕をしならせる。そこにはカミソリのような歯が並ぶ200個もの吸盤がついており、これでガッチリ捕獲。グッと引き寄せ、オウムのようなクチバシで食らいつく。
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