安い月給でなんとかやりくりしているところに、この物価高。「バイトでもしないと生活できない」という人も多いのでは?
そこで『週刊大衆』は、55歳から始められる副業を大調査。そのうち、無理せずに続けられそうな業種を厳選して紹介したい。
『副業図鑑』(総合法令出版)の著書もある、趣味起業コンサルタントの戸田充広氏が、こう解説する。
「本業で疲れているところに週2〜3回とけっこう頑張っても、月5万円になかなか届かないものです。どうせやるなら、収入より自分が少しでも面白いと思える副業をやるのが、長続きする秘訣かもしれません」
まずは昨今、人気の農家の手伝い。コロナ禍で技能実習生が来日できず、日本の農業は大ピンチという。
「農園などで求人しています。給与は他の副業に比べて低めですが、“いずれ、農業のスキルを高めて自分でもやってみたい”と思っている人には楽しい副業です。健康にもいいですしね」(前同)
同じ理由で人材不足なのは、ファミレスや飲食店の店員だ。レジは対面なので気が重いという人でも、厨房の皿洗いなら気楽にできるかもしれない。
さて、人生のつらさを味わった世代だからこそ、できる副業もある。たとえば、墓参り代行も、その一つだ。
仕事の都合で遠方に住んでいたり、高齢など、さまざまな事情で墓参りに行けない依頼主の代行をする。
「墓参り代行会社がサイトなどで募集しています。内容は移動時間を除くと1〜2時間。草むしり、墓石の掃除、花の交換、線香を上げるなど。1件5〜7000円で、他の副業に比べて、かなり割高です」(同)
繁忙期は盆や彼岸前後だが、こまめに探せば、それ以外の時期も募集はある。
同様に、人生経験が生かされるのがレンタル友人だ。
「コロナ禍の今は少し落ち着いてますが、結婚式に参列してくれという需要は多い。新郎新婦の一方の参加数が少ないので、そのバランスを取るためなどの理由です。その他、さまざまな事情から、友人や恋人のふりをしてくれというケースも」(同)
10月3日発売の『週刊大衆』10月17・24日号ではこのほかにも、中高年から始められる副業を多数紹介している。