King & Princeの平野紫耀(25)主演の『クロサギ』(TBS系)は、詐欺によって家族を失った男が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」になって詐欺師たちを騙し返すやり方で立ち向かっていくヒューマンドラマだ。第2話は「心」を利用した詐欺で、契約書の落とし穴やカード支払いの不正利用など身近な詐欺が複数取り入れられており、人の気持ちを利用する巧妙な手口に胸が痛んだ。
■明と暗の感情を伝える平野紫耀の目
黒崎(平野紫耀)は、話す相手によって、態度や表情をごく自然にスッと変える。感情を無にして頭だけ働かせている表情に見慣れていると、詐欺の本筋に触れるときに見せる、強い意志と熱量の違いにハッとさせられるだろう。江本(八木莉可子/21)の、アイドルとの出会いを工作する詐欺の話は淡々と聞いているのに、詐欺手口のからくりを話す時はスイーツを食べていたスプーンを置いて本腰を入れてくる。
そして「(シロサギを)俺が喰ってやるよ」は、まばたきひとつせず、相手の目を見て伝える。強い光を宿らせた瞳から強い意志が伝わってくるし、黒崎の仕事が始まる合図なのがいい。また、氷柱(黒島結菜/25)が正義を振りかざすように詐欺行為を責め立てるときも、無表情で聞いているかと思うと、いきなり冷たい顔になる。