ロシアでヒグマとホッキョクグマが交配、気候変動に対抗!?新たなハイブリッド生物「ブロラーベア」とは

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 近年、世界規模で温暖化や気候変動が起き、異常気象の発生が報告されている。極地では氷がとけ、寒冷地帯にいた生物たちの生息域が脅かされる状況となっている。

 そんな中、生息域を減らしつつあるホッキョクグマがロシア極東に進出、さらにヒグマと交配して気候変動に強いハイブリッド種が誕生しつつあることが明らかになった。

 ​遺伝子操作で新しく生まれるUMAの可能性​​​

 このヒグマとホッキョクグマの混種は「ブロラーベア」または「ピズリー」と呼ばれ、過去に米国とカナダで報告されていた。このハイブリッド熊は、体の多くを白い被毛に覆われているが、ところどころ茶色がかった色合いになっており、ホッキョクグマとヒグマやグリズリーを掛け合わせたような鼻先が特徴的だという。

 ロシアの北極圏に位置するサハ共和国(ヤクーチア)で10月に行われた調査では、現在この地域に約60頭のホッキョクグマが生息していることが判明し、ベア・アイランド自然保護区に生息する生物として保護されている。

 ロシア科学アカデミーシベリア支部(SBRAS)の生物学者であるInnokentiy Okhlopkov博士はロシアのタス通信社のインタビューに対し、「現在、ヒグマがツンドラ地帯へ移動している。ヒグマはホッキョクグマの住むコリマ川の下流域で目撃されており、将来はホッキョクグマとヒグマのハイブリッドが生まれるかもしれない」と語っている。

 また、ヴァンダービルト大学の古生物学者Larisa DeSantis氏は次のように語る。
 「ホッキョクグマとヒグマは50万年から60万年前に共通の祖先を持ち、その後分岐しています。ホッキョクグマの臼歯はヒグマより小さいですが、犬歯は大きい。これは、ホッキョクグマが基本的に特殊な脂肪食をとっていることに由来します。ホッキョクグマの細長い頭蓋骨は、海氷を利用してアザラシを効果的に狩るのに適しているのです」

 しかし現在、多くの研究により北極の海氷が減少し、彼らが必要とする栄養を得ることが難しくなっていることが確認されている。

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