2022年インドスマートフォン市場における出荷量を発表〜前年比5%の減少に〜

| バリュープレス
Counterpoint Technology Market Research Limitedのプレスリリース画像

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、2022年インドスマートフォン市場における出荷量は前年比5%の減少であるという調査結果を含むIndia Quarterly Handset Outlookによる最新調査を発表致しました。

マクロ経済のインフレ傾向、部品不足と部品価格の上昇、ロシア・ウクライナ紛争や世界経済の減速といった不可避な特殊要因が重なり、スマートフォングローバル市場に影響を与えており、それがインドにも影響を及ぼしています。

過去5年、インド市場は、2020年のCOVID-19流行時を除いて着実に成長し、2016年から2021年にかけて1.5倍の規模になり、2023年には10%成長して1.75億台に達すると予測されています。

しかし2022年の市場は、期待通りにはなりませんでした。たしかに年初には部費不足に見舞われましたが、2022年上半期に供給の問題が解決されたとは言えど、期待したほどには消費者の需要が戻りませんでした。部品価格の高騰やマクロ経済にインフレにより端末小売価格が上昇したため、需要の弱さは特にエントリーレンジやミドルレンジ機の価格帯で目立ちました。一方で、ハイエンドレンジ市場は2022年も引き続き成長し、30,000インドルピー(約5万円)超の価格帯の売上は過去最高となりました。出荷減の中においても、売上は伸び、平均売価(ASP)が20,000インドルピー(約3万円)に迫る勢いの要因は、市場全体がハイエンドレンジ端末機にシフトしていることに起因します。

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