日本列島に熱狂と感動をもたらした、侍ジャパンのWBC優勝。中でも、ガッツあふれるプレーで多くの日本人を魅了したのが、日系メジャーリーガー、ラーズ・ヌートバー(25)だ。
そんな彼の好物の一つが、“納豆”だという。
「ヌートバーの母、久美子さんいわく、WBC1次ラウンドで来日すると、朝食に必ず納豆を食べていたそう。また、過去には、彼自身が“子どもの頃は、納豆ごはんに梅干しをのせて食べていた”と語っていたことが、話題になりました」(スポーツ紙記者)“世界一奪還”を食卓から支えた納豆は、健康食の日本代表でもある。日本発酵文化協会の発酵マイスターの資格を持つ、料理研究家の久保崇裕氏は、次のように語る。
「納豆はタンパク質、ビタミン、ミネラルなど、体力がつく栄養素をまとめて摂取できる、スタミナ食です。ダイエット効果があるサポニンという栄養素も豊富で、生活習慣病予防になるので、健康が気になる中高年世代にも、ピッタリです」
そこで今回、納豆がよりおいしくなる食べ方を、久保氏に伝授してもらった。
まずは、納豆の選び方から。購入する際は、粒の大きさに注目したい。
「“小粒”の納豆は、米粒にサイズが近く、白米と合わせると食感が統一されて、よりおいしいです。逆に、“大粒”は、納豆を主役にしたおつまみなどに向いています」(久保氏=以下同)
購入後は、必ず冷蔵庫で保管すること。ここにも、おいしくなるコツがある。
「冷蔵庫で、納豆を賞味期限ぎりぎりまで保管し、熟成させると、納豆の風味が増します。
風味よりも、糸の粘りを楽しみたい人は、逆に、購入後すぐの新鮮な状態で食べましょう」
次は、食べる前の準備について。
「納豆は、かき混ぜるほどおいしくなる」との通説もあるが、何が正しいのか。