ペットとして私たちにとって身近な存在である犬。
飼い主に恵まれて幸せな一生を送る犬がほとんどだが、中には飼い主やペットショップ、ブリーダーに捨てられて路頭に迷う犬もいる。こうした犬のその後はどうなるのだろうか。
電子書籍『とらおさんと犬のお話』(Kumpoo著、幻冬舎刊)は捨てられ、保護された犬たちのその後に迫る写真絵本。そこからは「コロナ禍で増えた」という捨て犬と保護犬を巡るリアルな現状が垣間見える。
保護された犬たちの中にも、すぐに飼い主が見つかる犬もいれば、そうでない犬もいる。彼ら彼女らを追い続けた著者のKumpooさんが見たものとは?インタビュー後編では飼い主が見つからない保護犬のその後についてお話をうかがった。
■「保護犬を飼う=犬を救う」ではない――新しい家族が見つかる犬もいれば、そうでない犬もいる現実が描かれています。飼い主が見つからない保護犬はどんな運命をたどるのでしょうか。
Kumpoo:基本的には殺処分を避けるために愛護団体が引き取るわけですから、愛護団体に引き取られた後で殺処分される犬は少ないはずです。愛護団体の方が新しい飼い主を探すわけですが、どうしても見つからない場合は愛護団体に保護されたままになることもありますし、ボランティアの里親の方々が預かることもあります。その里親さんがそのまま「じゃあ私が引き取ります」となるケースもかなりありますね。
――愛護団体から保護犬を引き取る場合、金銭の支払いは発生するんですか?
Kumpoo:そこは愛護団体によります。たとえば去勢手術費用プラスちょっとした手数料だけという団体もありますし、格安とはいえ料金をとる団体もあります。だからどのくらい費用がかかるかはまちまちです。
――本書は写真絵本ですが、文章も添えられています。