大阪府堺市は、堺平成病院の職員食堂で、9日に食事をした職員72人が、下痢や腹痛などの症状を訴え、検査の結果「ウエルシュ菌」による食中毒と断定したと16日に発表した。
堺市保健所によると、食中毒が起きた日に提供された昼食は、ご飯、鮭の漬け焼き、さつま芋とちくわの煮物、オクラと寒天の酢の物、肉じゃが煮。
また、ほうれん草とたまご炒め、白身魚のバジルソース和え、味噌汁、りんご、オレンジだったという。
これらは、ビュッフェ形式で職員に提供された。
なお、「肉じゃが煮、ほうれん草とたまご炒め、白身魚のバジルソース和え」は、前日8日の昼食でも提供。
堺市保健所食品衛生課は、トレンドニュースキャスターの取材に「現在調査中だが、前日にも提供された3品の内のどれかが、食中毒の原因になった可能性が高い」と話す。
堺市は、原因となった病院の厨房を16日から2日間の営業停止処分とした。
ウエルシュ菌は、人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布している。
また、ウエルシュ菌による食中毒は肉類、魚介類、野菜を使用した煮込み料理が原因となる。
なお、発生原因施設は、ほかの食中毒と同様に飲食店、仕出し屋、旅館、学校などの集団給食施設による事例が多い。
カレー、シチュー、スープなどのように、食べる日の前日に大量に加熱調理され、大きな器のまま室温で保冷された事例が多く見られるという。
保健所は、前日調理は避け、加熱調理したものはなるべく早く食べること。
また、一度に大量に食品を加熱調理したときは、ウエルシュ菌の発育しやすい温度(12~50℃)を長く保たないように注意すること。
さらに、やむをえず保管するときは、小分けしてから急激に冷却することを呼びかけている。
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