不動産情報サービスのアットホームは、全国のアットホーム加盟店を対象に実施したアンケート調査の結果をもとに、『「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備」ランキング』を発表しました。
■不動産のプロが選ぶ環境に配慮した条件・設備、第1位「複層ガラス」に
不動産のプロである不動産会社のスタッフに「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備」を聞いたところ、1位は「複層ガラス」に。2位「共用部などでのLED照明の設置」、3位「太陽光発電システム」と続きました。
1位の「複層ガラス」は外気の遮断で冷暖房の削減につながります。不動産のプロに選んだ理由を聞いたところ、「冷暖房機器の効率アップによる電気代削減が期待できるから」「省エネルギーだから」といった声が多く寄せられました。
また、環境に配慮する点以外にも「防音に効果的」「結露防止になり、カーテンのカビなども予防できる」「防犯対策にもなる」など、さまざまな面から人気の設備であることが分かりました。
2位の「共用部などでのLED照明の設置」は、不動産会社からは「24時間点灯している共用部の照明の節電につながる」「交換時期が長く、ごみを減らすことにつながる」といったコメントがありました。
24時間365日点灯している共用部の照明をLEDに変えることは、環境に配慮できるだけでなく、電気代節約や交換の手間軽減、夜間に突然切れてしまうリスクの予防につながり、不動産会社にとっても入居者にとってもメリットのある設備のようです。
3位の「太陽光発電システム」は太陽光のエネルギーを直接電力に変換する発電方式でCO2削減などにつながります。東京都では、2030年までに温室効果ガス排出量を50%削減する「カーボンハーフ」に向けた太陽光発電設置義務化に関する新たな制度が2025年4月から始まります。
不動産会社からは「クリーンエネルギー化につながる」「初期投資が高くても長く使うなら電力の削減に有効」といった声が寄せられました。
また、東日本大震災を経験しているエリアからは「停電時に助かる」というコメントもありました。災害に備えるという面でも重要な設備であることが分かりました。