病院などで親や親しい人が亡くなる前に、そろそろ亡くなりそうなので病院に来てください、と言われた経験はないだろうか。
また、「余命はこれぐらいです」と伝えられたことはないだろうか。
このような時、なぜ医師や看護師などはそのタイミングがわかるのだろうと、疑問に思うこともあるはず。
今回は、医師が死期を把握する方法について解説する。
バイタルサインに注目医師を含む医療従事者は、バイタルサインと呼ばれる生命活動に非常に重要な項目を、自然と意識している。
バイタルサインには、元気そうかなどを含む意識状態、血圧、脈拍、呼吸パターンを含む呼吸状態などがある。
人が命を落とす時には、これらのバイタルサインが少しずつ悪化していく。
どの項目が最初に崩れていくかなどの、悪化していく順番については個人差が大きい。
そのため、総合的に評価している。
これには、ある程度の経験が必要である。
慣れてこれば、1ヶ月以内に亡くなりそう、数週間ぐらいなのか、数日なのか、数時間なのかが分かるようになる。
もちろん、100%の確証はないが、8〜9割程度は実際当たっているのだ。
データを参照特にがんの患者の場合であれば、予後が分かりやすい。
ほとんどのがんには、ステージという重症度がある。
このステージによって、適切な治療を行った場合、5年後にどれぐらいの患者が命を落としてしまうのかのデータが出ている。