9日に行われ、巨人が「2-5」で敗れた阪神戦。「6番・中堅」で先発した巨人の来日1年目・29歳のブリンソンが見せた走塁が話題となっている。
注目が集まったのは、「0-1」と巨人1点ビハインドの7回裏でのこと。この回攻撃の巨人は2死からブリンソンがフライを打ち上げたが、打球を追った阪神左翼・島田海吏が中堅・近本光司との交錯もあり落球。ラッキーな形で2死二塁のチャンスが到来した直後、代打・中田翔が左中間スタンドに飛び込む逆転の13号2ランを放った。
中田は打球を放った瞬間に本塁打を確信したのか、打球を見ながらゆっくりと一塁へ歩き出す。一方、ブリンソンは三塁コーチャーへ向かってガッツポーズを見せながら全速力で三塁へ走っていた。
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中継カメラに映ったこの光景を受け、ネット上には「ブリンソンが結構なスピードで走ってる」、「ゴロヒットで本塁狙う時みたいな走り方だな」、「ホームランなんだからそんなに急いで走る必要ないのに」、「5回裏の緩慢走塁の数倍速いぞこれ」、「5回にやらかしたボーンヘッドを反省したのか?」といった驚きの声が寄せられた。
ブリンソンは両チーム無得点で迎えた5回裏1死の打席で、阪神先発・ビーズリーがカウント「0-1」から投じた直球を強振。打球は中堅フェンス最上段に直撃したが、本人は本塁打を確信したのかゆっくり走っていたため二塁に到達することができず。その後2死一塁から後続の中山礼都にヒットが出たこともあり、ファンの間では「何やってんだお前ちゃんと走れよ!」、「二塁にいれば中山のヒットで1点入ったかもしれないのに」などと批判が上がっていた。
試合後の報道では、原辰徳監督からも「あれはもう、ほんとに、志す少年たちに対して、全ての野球人に対して、なんていうか、私自身の指導不足というところで、恥ずかしいプレーでした」とバッサリ切り捨てられたことが伝えられているブリンソン。本人も怠慢走塁を反省したことが、中田の打席での全力疾走につながったようだ。
文 / 柴田雅人
巨人ブリンソン、反省?「5回裏の数倍速い」驚きの声も、阪神戦終盤の走塁が話題
2023.08.10 12:10
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リアルライブ