ロシア出身の小原ブラス、現在はメディアでのロシア情勢の取材を制限 その理由は......?

| リアルライブ
小原ブラス

 ロシア出身で、タレント、コメンテーターとして活動する小原ブラスが21日、東京・代々木公園で「国際平和デー(通称ピースデー)」にちなんで開催された野外フェスティバル「ピースデー2023@代々木公園」(一般財団法人PEACE DAY主催)に出演し、トークショーを行った。

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 ピロシキーズなどYouTubeでの活動が注目を集めていた小原はロシアとウクライナの戦争を機に、テレビなどで自身の政治的見解を大々的に話すようになった。ロシア生まれでありながらロシアを批判する姿勢も話題になったが、「あれは侵攻が始まった当日にYouTubeに自分の思いをアップしたら反響があって、その後メディアの方に声を掛けられるようになって出だしたんです」と振り返る。

 小原は「その時点では、すごく発信したい意思を持って話していたわけではなくて、朝からSNSでじゃんじゃん『ブラスはどう思ってるんだ』って来るので、他のロシア人も同じだろうなって、ロシア人だからみんなあの侵攻を肯定する立場ではないというのを僕が発信しておかないと、どうなるんやろって考えた時に、自分が声を上げると他のロシア人も声を上げやすくなるんじゃないかって思ったんです」と声を上げた動機を説明する。

 同じロシア人からは「裏切り者」と言われることもあったと言い、「西側諸国からはプロパガンダとされていることではあるんですけど、彼らからするとドンバスで今までどれくらいの人が殺されてきたんだっていうのがあるんです。ドンバスで亡くなった人に対してどう思っているんだって。でも、それ以外の人からは『必ずしも目の前の人全てが国を背負っているわけではない』というのをわかってもらえて、あれで少しは世論が優しくなった気がすると肯定的な意見ももらえた」と声を上げた成果を述べる。

 中には「お金のためにやっている」と批判して来る人もいたと言うが、「何を言っても、どこかしらから批判が来る世の中だなというのを一年くらい掛けて気付けた」とも話す小原は、現在は逆にロシア問題に関して、言論をメディアで話すことを控えているとも明かす。

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