銀座のSony Park Miniで定期的に開催されている催し物が2024年1月16日からは「演芸場 Mini」として期間限定で行われている。ソニー・ミュージックアーティスツの旬の芸人の立体映像を裸眼で見られる、ソニーの空間再現ディスプレイで楽しむことができるという物。
ただ立体メガネをかけて立体映像を楽しむという既存の立体視ではなく、芸人がネタを演じる様子が3DCG映像として収録されており、ディスプレイ上部のカメラが視聴者の両目の位置をトラッキングし、それぞれの目の位置にあわせて映像を表示することで立体視ができる、というものだ。
真上から見たら真上の視点、横から見たら横から、もちろん真正面からも見ることが可能。
演芸場で見れる芸人はハリウッドザコシショウ、錦鯉、やす子の3組で、それぞれ約4分ずつ。
また複数のディスプレイが置かれているが、それぞれ引きだったりアップだったり、斜め前からの映像だったりと少しずつ見え方が異なる。
Sony Park Miniの「演芸場 Mini」は無料で入ることができるので立ち寄った方は是非この立体を楽しんで欲しい。カフェも併設しているほか、芸人のグッズも販売されている。
今回は担当のソニーグループ株式会社 福嶋宏崇さん、ソニーPCL株式会社 池田康さん、増田徹さんに話を聞いてみたところ、「ボリュメトリックという技術があり、我々もこういう見せ方ができると色んな可能性についてソニー内でもプレゼンしていたんです。今回はそれが芸人さんと組む形で実現できるのが面白そうだったので、Sony Park Miniチームとの企画に取り組むことにしました」とのことだ。