元幕内・北青鵬の暴行問題で揺れる宮城野部屋。2階級の降格処分を受けた元横綱・白鵬こと宮城野親方をはじめ、所属力士らには、徹底した謹慎生活が科されている。
■宮城野部屋の師匠代行を務める玉垣親方
「監督責任を問われた白鵬は、師匠の立場をはく奪され、現在は稽古場での指導も禁じられているそうです。
宮城野部屋の師匠代行を務める玉垣親方(元小結・智乃花)は、春場所が終わるまでは、“外出自粛、会食禁止、後援者との交流も禁止”することを明言。厳戒態勢が続いています」(全国紙相撲担当記者)
これに、大打撃を受けるのが白鵬の懐だという。
■数十万円のご祝儀も
「毎場所恒例の“千秋楽パーティ”まで禁止になったのは、手痛いですね」と言うのは、夕刊紙記者。
各部屋が本場所の最終日に開催する打ち上げで、部屋の力士らの他、後援者や関係者らも集うのだが、
「現場では、数万〜数十万円のご祝儀を渡すタニマチもザラ。断髪式の鋏入れでは“最低100万円”と通達した白鵬だけに、タニマチも太っ腹な人が多いんです。1日でかなりの金額になります」(前同)
■幕内・伯桜鵬の獲得には1億円
とはいえ、14年以上、綱を張り続けた大横綱だけに、資産は潤沢にも思えるが、
「白鵬は、部屋の運営に相当な額を“投資”していました。その一つがスカウト活動で、アマチュア横綱をはじめ、強豪校の有望選手に破格のスカウト金を提示し、強い弟子をかき集めていたとか。
人気の幕内・伯桜鵬の獲得時には、1億円を支払ったなんて噂もあります」(前同)
■休場中の力士を連れ回して
その金を補うのも、またタニマチだという。
「スカウトにかかった金を回収するため、弟子らをタニマチとの酒席に同席させ、ご祝儀をもらっていたとか。