首級を挙げる活躍!戦国時代に存在したイタリア人の武士「ロルテス」こと山科勝成の実在性

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首級を挙げる活躍!戦国時代に存在したイタリア人の武士「ロルテス」こと山科勝成の実在性

戦国時代には三浦按針(本名:ウィリアム・アダムズ)と呼ばれたイングランド人の武士がいたことは、知っている方もいるかと思います。

しかし、按針の他に西洋の武士がいたことはご存知だったでしょうか。

その人物は山科勝成(やましな-かつなり)、イタリア出身の武士とされる西洋人です。今回は山科勝成の日本での活躍や実在性についてご紹介します。

張良や諸葛亮を超えた才能の持ち主

張良(左)と諸葛亮(右)/Wikipediaより

勝成は『御祐筆日記抄略』によると、天正5年(1577)に紹介状を持参し、蒲生氏郷に仕官を要求しました。

この時、勝成はロルテスと名乗っており、持ってきた紹介状には「軍人でありながら、地理や天文分野の知識が豊富で、かの張良や諸葛亮を上回る才能を持っている」との記載がありました。

こんな才知あふれる人物を放っておくわけにはいかず、氏郷は家中で議論した結果、仕官を許します。

その際に、名前をロルテスから「山科羅久呂左衛門(ろくろざえもん)勝成」に改めています。また、氏郷の元で火縄銃や大砲といった銃器の製作に従事しました。

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