コンクリート打ちっぱなしの天井に、レンガタイルの壁。桜木町駅からほど近いビルの9階に広がるのは、のげ内科・脳神経内科クリニックのリハビリ室だ。「リハビリ」のイメージとは大きく異なる開放的な空間には、院長のこだわりが詰めこまれている。脳神経内科医として、そして地域の人々に親しまれている医師として、強い思いを抱く渡邊院長にお話を伺った。
「リハビリ」と聞くと、一般的には整形外科のイメージが強いかも知れません。リハビリ室を併設している内科はあまりありませんが、神経内科においてもリハビリは非常に大切です。例えばパーキンソン病という疾患があります。身体を動かす際に分泌されるドーパミンの量が減少する病気で、内服治療が最も一般的です。しかし薬でドーパミンを補い、一時的に体を動きを良くするだけでは根本的な解決にはなりません。薬を投与し続けると効果も薄れやすくなるので、リハビリを通して実際に体を動かし、筋肉を定着させることが重要です。リハビリを行うことは、薬の力を最大限に活かすことになるのです。だからこそ、リハビリまで組み込んだ治療が行える環境を整えたいと思っていました。
このリハビリ室は、患者さんに「通いたい」と思っていただけるような空間を目指して作りました。もともとインテリアが好きだったので、素材も自分で集め、設計にもこだわりましたね。リハビリ用器具だけでなく、サンドバックやおもちゃのパチンコ、ズイフトなども置いています。患者さんが張り切ってリハビリされている姿を見ると、こちらも嬉しくなります。義務感からではなく、楽しんで長く続けていただければと思います。
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