※このコラムは『わたしの宝物』3話までのネタバレを含んでいます。
■他人の子の名付けを托卵先の夫に頼む鬼畜プレイ
一夜の過ちにより、古い友人・冬月(深澤辰哉)との子どもを授かった美羽(松本若菜)。冬月の死や、夫である宏樹(田中圭)の「父親はできない。お金だけは苦労させない」という安定のモラに後押しされ、宏樹には事実を隠しながら、托卵で子どもを育てていくことを決意しました。
しかし、美羽は血のつながらない子どもの名付けを宏樹にお願いするってなかなかの鬼畜では。托卵の罪悪感が1ミリでもあったら、到底実行には移せないなかなかのドSプレイ。本人はそんなつもりなど一切なさそうですが。
美羽の言い分としては「自分は父に名前をつけてもらい、離婚してほとんど会ったことのないお父さんから唯一もらったプレゼントみたいでうれしかった。寂しい思いをしないように宏樹に名前をつけてほしい」とな。
おそらく、「宏樹が父親の役割ができない代わりに、子どもが寂しくないよう名前だけでも」という気持ちと、「冬月のことは心にしまい、宏樹を実父として子どもを育てていく」という美羽の決意を示す表現だとは思うのですが、とはいえ宏樹父親じゃないからな……。自分の托卵の罪を貫くなら美羽が名前つけたれや、と思ったり。
美羽、実はかなりパンチの効いた女です。
■憑き物が落ちた宏樹のアナログ人間さ
子どもが生まれてから、憑き物が落ちたかのように人が変わった宏樹。子どもの名前を決めるため、名付けランキングや候補を全て手書きでまとめ、そのまま名付け本にして出版できそうなクオリティの冊子を作り上げてきた真面目さ。
この時代にエクセルやパワポでまとめるでもなく、あえての手書き。以前、自宅に仕事の重要書類を忘れ、会社PCで再出力するでもなく、美羽に実物を持って来させようとしたり、後輩から「要領が悪い」とディスられる理由が、ここら辺に全て詰まっている気がしますね。あの日の資料も一部手書きだったのかもしれません……。