本稿では、元寇あるいは蒙古襲来の歴史的背景とその真相について、前編・後編に分けて説明します。
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1268年正月、九州の大宰府に高麗から潘阜という使者がやってきます。彼は高麗からの国書とともに、服属させられている元からの国書を差し出しました。
元からの国書は大宰府から幕府のある鎌倉へと送られます。その書き出しは「上天の眷命せる大蒙古国皇帝、書を日本国王に奉ず」と始まっていました。
「上天眷命」とは「天命を受けた」という意味であり、「大蒙古国皇帝」、すなわちフビライを日本国王より上においた表現です。