江戸初期の無法集団「旗本奴」vs「町奴」暴力で支配したアウトローたちの末路

| Japaaan
江戸初期の無法集団「旗本奴」vs「町奴」暴力で支配したアウトローたちの末路

無法集団・旗本奴

江戸時代初頭は戦国の遺風がまだ残っており、「自分はまだやれる」と意気込む浪人も少なくありませんでした。「力こそ権威」であると考える武士の意地のようなものが、少なからずくすぶっていたのです。

彼らは「かぶき者」や「奴(やっこ:中間や小者などの武家奉公人)」のような派手な格好や乱れた風俗を好み、奇矯な振るまいをしたと伝えられています。

かぶき者と言えばこの人、前田利家

こうした者の中から、「旗本奴(はたもとやっこ)」と呼ばれる無法集団が現れるようになります。

彼らは自分たちの武力と気概を見せ付けるため、通りがかりの人にケンカをふっかけたり些細なことで斬り付けたりしました。

こうした男たちは後世では「侠客」「男伊達」ともてはやされたりもしましたが実に迷惑な話で、その実態は、元武士や武家奉公人という特権を振りかざす鼻つまみ者でした。

旗本奴の先駆者

そういえば池波正太郎の手になる『仕掛人藤枝梅安』は江戸時代後期の話ですが、武士の権威を笠に着る者も出てきます。

祖父が当時の藩主の隠し子だったという本間左近という男が、血筋を盾に城下で辻斬りを繰り返し、困った藩内の者が梅安に仕掛(暗殺)を依頼するというストーリーがありましたね。

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