忍者ファンであれば、一度は上忍(じょうにん)・中忍(ちゅうにん)・下忍(げにん)という言葉を聞いたことがあるかと思います。
この上中下とは、忍者の身分やランクを示す言葉と思っていませんか?筆者は思っていました。
【上忍・中忍・下忍の違いイメージ】
上忍:作戦指導部/達人の域 中忍:現場指揮者/熟練の域 下忍:現場作業員/未熟な新米……のようなイメージでしょうか。過去こういった説明をしている書籍も読んできましたが、実際は違うようです。
そこで今回は江戸時代前期の忍術書として知られている『万川集海』より、上忍・中忍・下忍の区分について紹介したいと思います。
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