2023年に公開され、米・アカデミー賞で日本作品初の視覚効果賞を受賞した山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」と、世界的に知られる浮世絵師・葛飾北斎がコラボレーションした「ゴジラ浮世絵 富嶽三十六景」が登場。
本作は、葛飾北斎の代表作『富嶽三十六景』の世界観にゴジラが襲来する、全く新しい日本美術の形を提案する3部作。映画『ゴジラ-1.0』のゴジラを「怪獣」としてではなく、抗いようのない「災害そのものの象徴」として位置づけ、日本美術の新たな接点を探る試みです。
静寂を切り裂く絶望の波濤 「神奈川沖浪裏」世界を魅了した「神奈川沖浪裏」のダイナミックな構図に、ゴジラという“災害級の存在”が融合。
狂おしく渦巻く波濤と翻弄される舟、そして海を割って現れるゴジラ。北斎が生み出した黄金比の構図の中に、ゴジラの圧倒的なエネルギーを封じ込めています。日本の象徴である富士を睨み据えるゴジラの視線は、自然・国家・怪獣が対峙する極限の緊張感を演出します。