朝ドラ「風、薫る」には、思わず来歴を知りたくなる人物が何人も登場します。なかでも注目したいのが、ヒロイン・一ノ瀬りん(見上愛)の父・信右衛門(北村一輝)のモデルとなった 大関弾右衛門増虎 です。
大関弾右衛門は、幕末の黒羽藩で藩政改革に携わり、鉱山経営、軍備、教育の整備まで担った重臣でした。
藩主からの信任も厚く、黒羽藩の行く末を支える存在として重きをなしました。けれど、その人生は順風満帆ではありません。主君の急死、幕末維新の激変、そして揺れ動く時代のなかで、難しい決断を迫られていきます。
激動の時代に、大関弾右衛門は何を守ろうとしたのか。そして、その背中は娘に何を残したのでしょうか。
今回は、近代看護の先駆者を育んだ父・大関弾右衛門増虎の生涯をたどります。